忘れてはいけないと思う、食べるものを選べるという幸せを。
食べたものから体が作られ維持されるということを。
体は自分に与えられた唯一無二のもので心の容れ物であることを。
食べる事を大事にできる人は自分を愛せる人。
自分を愛せる人は他人も愛せる人ではないでしょうか。
学生だった頃、農家さんで何気なく出された漬け物のあまりの美味しさに驚いたことがある。聞けば「自家用の無農薬野菜」と云う。もちろん鮮度・収穫のタイミング等もあるだろう。でも口にした途端体が喜ぶような活き活きとしたその野菜を“自家用”と“出荷用”に分けて作られている事にショックを受けたのを覚えている。
そして今、あの時の「自家用ヤサイ」の素材そのものの味が鮮烈においしい家族の為の料理が、この店の当り前になるように願って日々たくさんの人々の「おいしい!!」を思い描きながら愛を込めて料理をしています。
出来る限りちかくでできた素材を使う(県産←九州産←国産)=鮮度にもつながる
季節に合った旬の素材を使う(自然の理に適っている)=美味しい
なるべく自然栽培、無農薬であること(環境にも人間含め動植物にも優しい)
化学調味料は使わない(一口目でおいしいではなく、食べ進める程おいしいと感じる本物の滋味。後味がすっきりしていること)
“ハレの日”のレストラン食ではなく、普段、自分や家族や友人で食べたい“普通に美味しいごはん”作りを目指す
野菜をメインにタンパク質は大豆製品からお肉は時々少々摂るように
開発担当 簀河原 聖子